(特別編集)
気仙沼・南三陸
2011年9月17日撮影


私達が普段見ているような街並みは、もうそこには無い・・・
街の雑踏、街の匂いは、もうそこには無い・・・



東北地方太平洋沖地震から半年あまり。
復興は着実に進んでいる。

私は、どうしても見ておきたい、忘れてはいけない風景を胸に焼き付ける為
大津波の被災地である気仙沼・南三陸へ。

そこは、写真・動画では感じられない生の津波の恐ろしさを街全体が無言で訴えていました。

決して、冷やかしで行った訳ではありません。
津波がいかに恐ろしいかを、この目で見て、感じて、伝えたかったからです。

現地は、まだまだ多くのボランティアの方や災害復旧に携わる方が作業を進めております。
そんな中、私は中々カメラを向けられなかったのも事実です。
現地の方の気持ちをさかなでするようで嫌だったからです。

埼玉に帰って事実を伝えなきゃと言う気持ちだけで出来る限り撮影して来ました。

ここに13枚公開します。
皆様に津波の恐ろしさを伝えられたらと、思っております。



JR気仙沼線


JR気仙沼線


気仙沼から南三陸へは国道45号線で南下しました。
途中でも、湾になってる所は津波で壊滅状態でした。
海が近くに見える場所は海抜20M位に建つ建物も2階まで津波が押し寄せた跡が有り、
JR気仙沼線・国道45号線も各所で寸断され、国道こそ多くの方の御尽力で復旧してましたが、
JR気仙沼線は、いまだ寸断された場所が多く存在し完全復旧にはなお多くの時間が掛かるものと思われます。

南三陸町志津川地区は、本当に想像を絶する酷さで街が丸ごと津波に流されてしまった様です。
木造の建物が建っていた痕跡は、コンクリートの基礎でようやく理解出来るものでした。

そして車で走りながら確認しただけですが、この南三陸町で静態保存されていたであろうと思われる蒸気機関車が
横倒しになって瓦礫に埋もれているのも確認出来ました。

ここにまた、一日でも早く元の美しい風景が戻ることを願っております。






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